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外で偶然お会いしたお客様、さて、どうする?

まず最初に、己が古物商であることを強く認識しておかなくてはなりません。

最近でこそ「金券ショップを利用するのは節約上手の証」みたいな風潮が
なくはないので、チケット商ご利用を第三者に知られたとしてもそこまで
「恥ずかしい」というイメージはないでしょうけど、
現在の私の受け持ちである「時計宝飾・皮革ゴム製品商」は違います。
元々が嗜好品、そして中古屋には「売却、換金」のイメージが付き纏う。

だから当店の常連様に街でばったり出会っても、
「あーどうも、いつもお世話になっております~」
なんて事は自分からできません。
お客様がおひとりかお連れ様がおられるか、
お客様が私を認識し、会釈されたり微笑まれたりお声掛けして下さるかを
注意深く、しかも瞬時に見極める必要があります。
もしお客様から何のメッセージも見て取れない場合は、

歩いている上下運動の振りをしながら会釈

をしてその場を切り抜けます。
私的には、お客様にはどこでお会いしても敬意は示したい、
逆にお客様は私と店外では関わりたくないご様子、
でもひょっとしたらお客様が私を認識していないだけかも知れない…
という苦肉の策。
外でも愛想良くしていないと、「何だアイツ、愛想いいのは店内だけか」
とお感じになられたら勿体無いので。

…空気は読める古物商ですよ、私は。

# by kinkenya-kobutu | 2013-08-23 09:12 | 古物商としての葛藤 | Comments(3)