「抜く」と「置いてく」
「抜く」は、主に業者間の販売買取で右から左へ転売する場合、その業者が得る
手数料の割合のこと。
(例)「1%なら抜いてもいいやろ」
(業者から業者へ荷物を仲介する時、手数料を1%買受者価格に乗っける事)
みたいな使い方をします。
他業種なら10%とか、すごいのになると30%ぐらい「抜く」方もいますが、
金券屋だと「出口(お客様に販売する価格)」がはっきりしていますので、
仲介者はあんまり利益を取れません。0.5%から2%ぐらいが相場です。
ま、この仲介者もピンキリで、これだけで食ってる所なら年に何十億とか動かすので
そんな薄利でも全然やっていけるのですが…。
「置いてく」は、お客様から商品をお買取りする際、いくらの価格なら納得して
買取をOKして下さるか、の確率を図る意味合いで使います。
(例)「いくらKCでも、80(%)は置いていかんやろ」
(旧国内信販のギフトカードが人気薄だとしても、80%買取では持って帰られるの意)
まあコレの場合、お客様によっては80%買取でも大喜びで「置いてく」場合もあるので
一概には言えないんですけど。
金券屋はお客様の顔色で買取を上下できないのが難しいですね。
ゲーム屋でも、CD屋でも、ブランドを扱う店でも、中古車販売店でも他の古物商なら
「程度の違い」
という金看板で買取は変化させられますから。
もちろん金券にも「破れてる」とか「汚れてる」とかはありますよ。
でも「全く同じものは2つとない」と言われる他業種とは全然レベルが違います。
ああ、JCBが93(%)ぐらいで「置いてく」時代に戻って欲しい…。
by kinkenya-kobutu | 2008-07-31 08:42 | 古物商としての葛藤 | Comments(18)
80のお店もありますね。もちろん、そのレベルだと全共も93だけど。
↑↑ そ、それはパラダイスですね。昔は札幌もパラダイスだったのに…。
↑ 以前そう仰ってましたね。うちで言う「鳩のマーク」みたいな感じでしょうか。
「SC」さんは枚数制限してたと思います。
その2年後行った時は97.5~98になっていました。
ネットオークションやブローカーさんも多いし、多分パラダイスは消滅したかも。
↑ ウチはアメとKCだけが信販で90です。
よく24時間営業の形態で、店長さんらしき人が深夜レジに立っているのを見るとかなり切ないです。
本当に店長さんかどうかは分かりませんが。