切手のレア柄
イベント終了してから6日も経ってんのに。
金券を店頭に出さないまま放置することを、弊社では「お金が寝る」と言います。
このままでは社長に叱られる。どうしましょ。
弊社のような古物商は(他の商売もそうでしょうが)、
限られた資金の中でどれだけ売り買いの回転数を上げるかが儲けの正道です。
例を挙げるなら、1000万の資金で金券ショップを始めるとして、
1年に2回(5月と11月)、約18%儲かる航空株優を全資金で購入すると、
1000万×1.18=1180万(5月配当時)、 1180万×1.18=1392.4万(11月配当時)
粗利は392万4000円になります。
かたや儲け約3%の全国百貨店共通商品券を毎月全資金買い続けると、
1000万×1.03=1030万(1月終了時)、 1030万×1.03=1060.9万(2月終了時)
1060.9万×1.03=1092.727万(3月終了時) …
… 約1425万円(12月終了時)
粗利は約425万円。まさに「チリも積もれば山となる」です。
見た目には、航空株優は18%+18%=36%、
全国百貨店共通商品券は3%×12ヶ月=36%と同じなのに、後者の方が
利益が大きくなっています。
航空株優は一度に180万も利益があるにも関わらず全国百貨店共通券に総額で負けるのは、
10ヶ月間も在庫が動いていないから。つまり「お金が寝ている」状態だからです。
まあ実際の店頭では株優も買えば全共も買いますから、こんな極端なことはありません。
しかし「少し待てばもっと高く売れる」と在庫を店頭から下げて温存するより、
若干安くても同業者に転売して一旦現金に戻し、そのお金でまた買い付ける方が
トータルでよりプラスになったりします。
弊社社長F(昨日の麻雀大会は8名中最下位)様は、長年の経験からこの「在庫回転率」の
重要性を十分認識しているので、今回私が切手の整理をこなせていないことに
お怒りになるでしょう。麻雀大会の恨みも含めて。
怖ええ。
でもね、いかにシートでのお買取り分もあるからって、一気に2万枚の切手は
簡単に仕分けられませんって。昨日までだって他の事で手一杯だったんだから。
あと麻雀大会の苦情は自販機責任者のH氏(赤牌ばかり持って上がるズルい人)へ
お願いします。
この2万枚に、超レアの古い切手が紛れていたような気がするけど
見つけ出してこっそり私が額面で買うのは不正のうちだろうか?
確かに弊社は切手のプレミア柄を買い取り価格に考慮しないけど…。
by kinkenya-kobutu | 2006-08-19 09:58 | 古物商としての葛藤 | Comments(3)
5000円分ずつくらい袋につめて売ってしまえばどうでしょう。
何円切手が何枚とぜんぶ管理されているのでしょうか。(大変そう・・・。)
小額切手を販売した時の利益より、管理や整理する手間賃の方が
よっぽど高いことは重々承知しているものの、
管理者たる私が襟を緩めれば、後々困るのは明白なので…。
ちなみに、私は「ズボラで片付けられない人」として社内で有名です。
仕事は「ゲッツーか2ラン」ぐらい波があります。
少し心落ち着けて仕事に取り組み、アベレージヒッターに転向したい…。