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新元号決まりましたな

来月から元号が令和になるそうですね。


今の総理大臣の名字から、「安」は絶対入らないとは思ってたけど、

まさか2つ前の「昭和」でも使った「和」が入るとは想定外だった。

まあ全然、不満はありません。皆さんで考えて下さった元号、

大事に使っていこうではありませんか。


本題。

弊社はブランド商なのに、日本チケット商協同組合所属です。

もちろん師が組合代表理事で、弊社も店以外では金券を取り扱うから

こうなっているのですが、所属していると歯がゆい部分も出てきます。


組合員って、守秘義務があるんですよ。特に偽造関連の。

どんなに親しい同業者様にも情報漏洩はご法度。退会させられます。これが辛い。

だって友達が何百何千万も損するところ、見たくないじゃないですか?

でもルールはルールなんですよねー…。


私の知りうる限り、偽造に対するチケット商の警戒心は、

ブランド商のそれとは比べ物にならないくらい、緩いです。

もちろんチケット商も頭では「偽造に気をつけないと」とは思っています。

ただ、金券屋のルーティンはとにかく、早い。なかなか一枚一枚までは

神経が行き届かない。間違って偽造を買い取った後ならば流石に気付くものの、

買い取りする時点では「つい、うっかり」が起こりやすいのです。


その点ブランド商はその成り立ち自体が「偽造品との戦い」に主眼を置いていて

買い取り査定や競り場での下見は全品、「本物かどうか」の警戒を怠りません。

その代わり、チケット商のような高速の作業は不向きです。

集中して慎重にやらないと、今の精巧な偽造品は見破れないものですから。


ともかく、素早く大量の商品を捌かないと食えないチケット商は、

やはり日本チケット商協同組合のような互助団体に入ってもらったほうが

無難だと思いますねー。1社でも多くのチケット商が、組合に入って頂き、

みんなでリスクを回避できるよう助け合っていきたいものです。

い、いや師匠に「言え」とパワハラされたわけでは決してないのですが…。


by kinkenya-kobutu | 2019-04-01 23:45 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)