人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ハマってハマって、良化する

先日、某同業者様のだいぶ後輩に当たる子がお店に遊びに来てくれました。

私とは20歳以上年齢もキャリアも違うので、気分はわが子のような感覚

(結婚したことないですけど)。とても真面目な性格なので見てて聞いてて

とっても微笑ましく思っております。

あー、おんなじところで躓いてるなー、あーそういう感じになるよねーとか。


この時もそうでした。

守秘義務があるのでざっくりとしか書きませんが、内容は

買取査定でかなり頑張って価格を提示したのに、お客様のご希望が遥か

上だった。どう考えてもそのお値段は出せないのに」と、

職場の先輩とのゴタゴタ話(書けない)。

まあ…流すしかないですよね。古物商の先輩として言えるアドバイスは。

こちら側が絶対に赤字になるようなお客様の高いご要望を飲む必要はないし、

いくらこちらが正しくとも、お客様がこちらの理屈に付き合う必要もない。

そこはイーブン。

「買います」「売ります」が揃ってこその古物商取引です。

だから、お客様のどう考えても理解できない高いご希望も、

こちらが無理矢理飲む必要がないなら、悩まないでスパっと忘れるべき。

私もそんな時クヨクヨしますから、いつも全力査定しています。

たとえお叱りを受けても、最悪唸られたとしても(お金絡んでいるから真剣)、

自分の持っている力ぜんぶ出しての査定なら、諦めもつき易いというもの。


あと「先輩のゴタゴタ」は、お客様を巻き込んだ朝令暮改の超短いバージョン。

これも「あるある」ですよねー。部下は上司を選べません。

嫌なら不利を承知で戦うか、もっと上の役職に報告するか。

もしくは辞めるか。サラリーマンなら辞めるのも有効な選択肢ですよね。

私なら、意に染まぬ上司ならバトりますね。待遇とかでは揉めなくとも、

お客様と交わした約束を反古にしてお客様の不利になるよう仕向ける話なら

クビ確定の覚悟で戦います。自分が本気であり、間違っていなければ

ガンガン意見を言うべきです。ただ…先様にはこの話、言えなんだ。

煽って本人さんの立場が危うくなるのも、転職されるのも申し訳ないから。


ま、こっちが常時車の運転手、理不尽かます諸々の問題は歩行者と仮定すれば

じゅーぶんあり得る話。どんな事になっても自分が悪いと思っていた方が

若干イライラも収まるような気もしますね…経験則上は。


by kinkenya-kobutu | 2019-02-13 23:43 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)