まあこれも、広告宣伝の一環と考えれば
今日は逸品の買取査定がありました。
ただし、これは「成約率0%」のお仕事です。
なんでも相続関連で、今換金した場合の相場を提出するように
税理士から言われたらしくお越しになったとか。
お売りになる気はないんですよね?
「はい、形見なんで」
それ、弊社にメリット何かありますかね?
「…」
お売りになる気が1%でもあれば、喜んで査定しましょう。
でも絶対売らないと仰る、査定にはリスク(壊れる/傷付く可能性)があり
しかもお客様にはあまり時間がないとのこと(つまり急げと)。
これ…ウチ本当にお引き受けしないといけないことなんでしょうか?
…とまで言って、お引き受けしました。
意地悪なようですが、道理のわからない方には関わりたくないのも事実。
お品物は確かに逸品でした。これが0.1%でもお買取りできる可能性が
あるのであればもっと集中して細密な鑑定出すのですが…0ですからね。
安全第一でチェックさせて頂きました。ご用命の内容から
いい加減な金額はお付けすることができませんからしっかり見てます。
当店のゴム印を押した買取査定表をお渡ししてお帰り頂きました。
あと2、3件回るのだろうか。「絶対売らないけど値段だけ教えて」と
あらかじめ宣言していないだろうか、あのお客様。
けっこう荒っぽい鑑定士もいるからなあ。
とにかく穏便に事が済めばいいのに…。
by kinkenya-kobutu | 2018-11-26 01:21 | 古物商としての葛藤 | Comments(2)
お話を聞く限り、四角四面の税理士にせっつかれて淡々と指示をこなしているように
見受けられましたが…次に繋がれば良いですね。