師と弟子、あえて茨の道へ(予定)
いよいよ明日は新人K君と泊りがけの市場出張。
これまでとは段違いにハードなお仕事に、果たして耐えられるか。
他のスタッフさんに「楽しみですね」と声を掛けられたのですが、
私としてはプレッシャーで今から胃が痛いです。
新人スタッフは今、試用期間…今月末には正規採用するかどうか
決めないといけません。つまり今回の出張が彼を見定める最大の山場。
古物商はその能力よりも、「信じられるか、信じられないか」が
重要なお仕事です。私が彼を信じても、スタッフやお客様、
そして同業者様が彼を信じるかはまだ分からない。
そして彼が私を信じるかも大事になってきます。
彼が本当にハピネスになるかは、私次第じゃないんです。
彼の努力が、全て。
私はあけっぴろげで素直で単純でお人好しですが、執念深いです。
ブランド商とはまだ会っていない方も多いですが、
チケット商の顔役とはもう過半数会っている筈です。
私よりお人好しもいたし、私なんかより能力が高い人なんか
それこそマジ凹みするくらいたくさん会ったけど、
私より執念深い人にはまだ出会ったことないです。
だから彼にも、「正しい古物商」になってもらうべく、
執念をもって育てると思います。正しくなければ古物商じゃないです。
果たしてK君が、それを心の底から受け入れるか。
綺麗ごとを好まないかも知れない、清濁併せ呑む方が合っているかもしれない。
それでも、私の持ち球は直球一本。付いて来て欲しい、茨の道だけどね…。
by kinkenya-kobutu | 2018-08-06 23:59 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)