「あのちーへいせーんー」が業界に流れませんように
2015年くらいまでだったかな、もう凄い熱量で大勢の方々が
挑んでおられた“背取り(プロ店で仕入れ、他所で売り利益を得る行為)”に
「ブックオフ背取り」というものがあります。
文字通りブックオフさんで古本を購入し「アマゾンマーケットプレイス」で
転売する手法。それで生活している方も多かったように思います。
108円セールとかの日にはまるでパチンコ店の新装開店的な集まりで
殺気立ってたと聞きます。でも、今そんな人ほとんど見ません。
10%引きクーポンが無くなったのと、ブックオフさん側がアマゾンの
相場を考慮して商品価格を変えてきた事が背取れなくなった原因のひとつと
言われています。
また、ブランド商業界も某メーカー様が
「アフター他社改造は、ウチの商品と認めない!」と宣言されたんで
今、他社改造は中古ブランド買取業者、ほとんど扱いません。
アフター系の販売が得意な同業者様には大打撃なんじゃないでしょうか。
要は、「隙間って、隙間を作っている側の考え方ひとつで変わる」という事。
本来、隙間は感謝するべきところであって、
「ああここに隙間あるわアホめ、脇甘いって」と隙間を作って下さる側を
全くリスペクトしない、モラルを守らないといった考えでいると
あっという間に「儲けネタ」が無くなることを強く認識しなければいけません。
なんとなーく、前職のチケット業界にそんな風潮がある気がします。
今から隙間を大事に保護して、「バルス!」にならないよう取り組む業界人が
出てきてくれると良いのですが…ならお前やれって?
嫌だよ、チケット商って他力本願な人多いもん…そんな傑物でもないしさ私。
by kinkenya-kobutu | 2018-08-04 19:06 | 古物商としての葛藤 | Comments(2)
続きがあるそうですよ。