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300円と踏む人もいれば、3万円だという人もいる世界

今日は朝から市役所職員説明不足からの無駄足で2往復してしまい、

戻った時は開店時間ギリギリでした。

イラっとしたけど我慢我慢、私だってミスでお客様に超迷惑掛けた事あるし。

朝からお客様と平行して地金を業者に流しつつ、

チラシの撮影とか旧家売却の打ち合わせを不動産屋さんと何度もしていたら

あっという間に、夜。

たくさんのお買い取り査定があったのは超ありがたいけど、

営業関係以外の予定、入れすぎちゃったかな…。


本題。

今日は「お買い取り査定の“塩梅”」についてご説明します。

私どもは、お品物を転売する事で利益を得ます。

「仕入れ方法」は、お客様からの店頭買取、業者間取引、古物市場落札、

あとは背取り(他店様の店頭商品を客として購入値切るのは業者間取引)、

新品未使用品とかだと商社から回してもらうこともありますね。

「転売方法」は、店頭販売、催事場販売、業者間取引、古物市場出品、

ヤフオクや楽天などのインターネット販売とかですかね。

とにかく儲けるためには、とにかくたくさん買うのが近道。

そしてできれば業者間取引や古物市場での落札といった

「割高」なお品物ではなく、お客様からお買い取りをし、また別の

お客様にお譲りするのが一番効率良い儲け方になります。

ではどうやって各社は、買取価格と販売価格を決めているのでしょうか。

私の場合は、まず名前とコンディションから、古物市場の落札実績を

見つけて確認します。

そして次にヤフオクや楽天で同型品を出品しておられる同業者様を

割り出します。経験豊かなショップの「価格」ならこの時点でOK。

これにより、再販売価格はほぼ決まり。あとはそこから逆算して

査定金額をお伝えしたらお仕事は8割方終わりです。

で、私はだいたいの粗利率を固定しています。

思いの他、利益が出過ぎたとか、これじゃ赤字だと嘆く場合もあります。

でもそれは少しだけ。普段は自分の作戦通りに話は進んでいます。

だってお客様に「あんだけ安く買い叩いて、売る時はこんなんかい

と、指摘されるの嫌じゃないですか。

もしお買い取りのお客様が以前手放された商品が今店頭にあっても

それをみて「まあ良心的ね」「向こうも商売だからね」と

納得して頂けて初めて、ようやく一人前だと思います。

他社様はいろいろですね。どんだけ「間」抜くんでしょう? という

謎店があると思いきや、「どうやってプラス出すのでしょう」

という逆の謎店(私の業者間取引よりも高い!)もあるわけです。

古物市場の落札相場を調べるのは私どもにとってごく自然の事ですし

同業者の皆様もなさるでしょうから、ある程度の買取価格は似通って

くる筈です。でも、それでも、


300円~3万円


くらい、店によって査定額のウエシタってありますから。

なんで一社が300円でもう一方が3万なんでしょうか。

300円査定の方はまだ直接あって聞けるけど…


なんだかちょっと怖いところありまして。薮蛇に注意かな。


by kinkenya-kobutu | 2018-05-24 23:46 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)