究極の選択…は避けたい
金沢の定宿でEテレの「極夜記憶の彼方へ」を見ています。
北極圏で何ヵ月も太陽が昇らない「極夜」を冒険した日本人の話です。
白クマに食料を食い荒らされ、極寒の地で痩せ細る唯一無二の相棒である
犬が動けなくなったら首絞めて殺して食べよう、それで自分は村まで戻れる…
と考えてたと告白したのが番組のクライマックス。
おぞましいけど、そこまで追い込まれていたという事でしょう。
自分のエゴで危険な場所に連れ出して、動けなくなったら殺して喰うなんて。
頭では愛着のある愛犬を殺すなんてできないと思っている。
でも生存本能の成せる業なのか、冷静に次の一手を考えている自分も一方には存在する。
またある時は日本人船長1人、残りはフィリピン人船員が乗り込んだ船が遭難した際、
フィリピン人船員は船長を襲って食べようとしたそうな。
結局は犬は食べず、日本人船長も殺されずに済んではいるけれど…
まだ私は、そこまで追い込まれた事はないな。
経営者として、いつかそんな究極の選択を迫られる時が来るのだろうか。
by kinkenya-kobutu | 2018-04-07 23:52 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)