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魂は書き換え不可

私は、自他共に認める
チケット商の魂を持つ皮革ゴム製品商」です。
だからいつも、ブランド買取店で日夜行われる商慣習に拒否反応が出ます。
一番ダメなのは、

お客様の認識度によって買取価格を変える

これが絶対に出来ない。自慢でもアピールでもない、単なる私の弱点です。
これって金券屋では普通やらないんですよね。
だって券面に「1000円」とか書いてあるし。定価も調べりゃすぐ分かる。
一番分かりにくい株主優待券だって(額面ないものが多い)、
ネット検索でハイいくら、ですもんね。安く買いようがない。
コンディションの差で値段ってそんなに変わらないですから。

ただブランド商が取り扱う商材はそうじゃない。
まずお客様が「これくらいで売れるんじゃないかな」の予想がバラバラ。

持って帰れと言われるくらいなら、無料で引き取ってもらえるかな」から、
20年前に買って殆ど使ってない鞄だから今は定価の倍買取が当然」まで。

ホントに同じ人類だろうか?(失礼か)と思うくらいの感覚の差。
それだけに誰も正解を知らないから、安く買ったりできるというのが
こちら側業界の常識なワケです。

今日も全力で買いました。昨日も全力で買ってます。
そして明日も全力で買うでしょう。こんな事やってるからずっと儲からない。
どこかで宗旨替えした方がいいんだけど…中々難しいなあ。

何よこの「粗利3%未満」のロレックスって。何でここまで出しちゃうかなあ私。
いっつも結果見て「しまった」と思うんだよな。そしてまた同じ過ちを繰り返す。

いかんいかん、私は小さくても会社の社長。大人にならなきゃ…。

by kinkenya-kobutu | 2017-08-10 19:22 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)