トマトがストレスを受けると甘くなるのと同じメカニズム?
「クラスチェンジ」した8年ほど前は、今のように同業者様方が真剣じゃないというか
真面目ではなかったような記憶があります。
勿論当時から真摯に取り組まれている同業者さまはたくさんおられました。
しかしその一方、毎晩飲み歩いて仕事をほったらかしていても
ちゃんと会社が存続し、何ならめちゃめちゃ儲かっている…なんて業者様も
ちらほら見かけたような気がします。
それがどうでしょう、現在は市場で下見していてもド真剣の業者様ばかりで
それこそ蟻の入り込む隙間も…といった感じで、簡単に儲けさせてはもらえません。
あの「キリギリス型ブランド商」たち(失礼)はどこに行っちゃったんだろう。
ま、十中八九慌ててキリギリスの衣を脱いで蟻のコスプレしてると思います。
だってこのご時勢、不真面目じゃ喰えんもの。真面目にやるしかなくなったと見るべき。
今まで店頭買取で断っていた転売の難しいものでも喜んでお買取りしたり、
「おざなり」だった接客態度を改めたり、業界内の勉強会に足を運んだりして、
厳しくなってきた状況を少しでも打破しようとしておられるハズです。
まあそれだけじゃ売上の「凹み」を「凸」にできないと思いますけどね…。
はげしく同業間でしのぎを削り合う、景気が悪くなる、商売のシステムがゴロっと変わる…
さまざまな「ストレス」が、古物商を強く逞しくさせる気がします。
トマトも水を極端に減らしたりストレスを与えると甘くなるそうですね。
古物商は買取が減ったりすると精進して、よい方向に向かうっぽいです。
古物商に限らず、全ての商いで大事なのは「お客様の事を考える」でしょう。
しかし一方、お客様の事を一切考えないコンサルやが経営者がどれだけ多いことか。
ホストとかの方がまだもう少し倫理観あんぞ? みたいなケースすら散見します。
(内容書けないもの)
お客様の為にならん売り買いしてまで儲けたい? コンサル料捻出したい?
私が甘いのかなあ…でも「近江商人十訓」に間違ったことが書いてあるとも思えん。
住む世界が違うのかも。
by kinkenya-kobutu | 2016-09-20 11:18 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)