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何をもって“成功”か

(業務連絡 私とよく会う&話す&lineする同業者様へ)
これから書く記事の“モデル”が誰か分かっても、決して口外しないで下さいね。
いろんな人に迷惑かかる&湖プカーは絶対マズいので。

現在皮革ゴム製品&時計宝飾商ですが、懇意の業者様が多いのは
断然チケット商という事になります。
12年やってましたし、自分自身チケット商の“水”が合っているというのもあるのですが、
まだまだ皮革ゴム製品&時計宝飾の深淵が見えていないというのも大きいです。
私にもっと見識や売る力、買う力があれば業界の方から寄ってくるだろうし、
先日やっと席次が「三段目」レベルになったけど、そもそもそれは横綱大関クラスが
大量に欠場したからの「繰り上げ措置」であって、またオールスターが揃えば
元の序二段(いわばビリ席次のひとつだけ前)に座らされてしまうわけで。
序二段に情報は集まってきませんよねー、全く情けない事です。

ここで本題。
私は常に多くの同業者様と交流を持つ身です。
チケット商とブランド商、そしてもう大分昔ですけどゲーム商もそれぞれ商慣習が
違うと感じているのは、このブログでも再三触れている通りでございます。
(チケット商なら取引先に“まがい”を渡すなんて事はほぼ絶対にないが、
ブランド商が古物市場で社外品を掴まされるのは「勉強不足」とされるといった具合)
ベースとなる考えがそもそも違う古物業界。そしてさらに各社各商店主が考える
方向性というか「成功の定義」とかまでになってくると、
もはや「ホントに同じ業界なの」的な? 全く理解できない多様性が出てきます。

何を持って「成功」と呼ぶのか。何が古物商の成功なのか。
皆様はどう思われますか?

私の器量では大勢のスタッフを差配するなんて到底できない、
否応なく小規模で良質な組織を目指すしかない。
スタッフにもお客様にもハピネスを提供し続けたい。
スタッフとお客様に迷惑をかけてまで己だけ大金は欲しくない。
様々な状況で困っているお客様を、古物の力で少しでもお助けしたい。
様々な状況で困っている同業者様方を、己の知識経験でお助けしたい。
暖簾分けできるくらいの弟子を育ててみたい。


そしてみんな笑顔でいれたら、もう私は十分腹いっぱいですわ。

店舗数? 年商? 従業員数?
分かりやすい成功の指標だけど、そこに私の求めるものはないなあ。僻みじゃなくて。
隅々まで自分の理念を行き渡らせるなんて、私には難度が高すぎる。
誤解を恐れず言い切ってしまえば、己の理念が合っていようが間違っていようが、
共有できていない部署なら自社でやっている意味なんてないと思う。
お金稼げばオールオッケーなら、商売やめて悪い事するわ(さすがにしないけど)。

ただ…多く税金を収め、より多くの従業員を雇うのが善行なのは紛れもない事実。
だからどこかで「そっち」に舵を切って、他店舗展開も視野に入れないとね。

by kinkenya-kobutu | 2016-07-30 10:07 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)