人気ブログランキング | 話題のタグを見る

数字、数字、数字という経営者や上司にも2種類いる…と思う

まず私は、スタッフに「数字、数字、数字」とは言わない経営者です。
数字とは弊社の場合、粗利額の事。
目標の粗利額を出そうとスタッフを鼓舞する…そういう事はしません。

だってまだ小さい会社だし、数字が出なくて一番困るのは他ならぬ、私。
3月1日から正社員スタッフが新たに入社しますが、彼女にも
「目指すべき数字」は提示するにせよ、

おらぁ、こんな数字で給料貰えると思ってんのがぁぁぁ!(巻き舌含む)

なんて事は未来永劫ないでしょう。数字が出るよう頑張るのはスタッフじゃなく私なんで。
ただ…私の背中を見て「あー、ここは居るだけで給料貰えていい所だなあ」と
思ったり実践したりする人は、私や他の頑張っているスタッフのやる気を殺ぎますので
こってり指導はしますが。

要は何が言いたいのか。それは、
現場に携わらず、紙だけ見て数字数字と追い込むには“説得力”が必要」という事。

私は以前物流の会社に所属していた時、自分は何にも(自身の仕事含む!)しないのに
数字数字と部下を追い込んでパワハラとセクハラの限りを尽くしていたコネ入社の
クズが上司でした。もう私もその会社を辞め、後日その上司もクビになりましたが
10年以上経った今思い出しても悔しさが募ります。
なんで私はあんなクズにボロカス言われてたのかと。

経営者、上司が「数字数字」と追い込むのは権利でも何でもなく、仕事です。
ですが雇用契約があっても、部下がそれをきちんと飲み込めるかは別問題。
飲み込ませ理解させ納得させ実践させるには、それなりの“作法”があるかと。
私が思いつく限りの手段を書いてみます。皆さんはどのタイプですか?

① 給料めっちゃ払って有無を言わせない
② 自分が誰よりもバリバリ働いて、“クチだけやないよ”という所を見せる(←私は一応これ)
③ 今までの自分の手柄、実績、導いてきた結果をしっかりスタッフの意識に残し、
   「俺の言う事に間違いはない」という確固たる説得力を持たせる
④ 指示をせず予算だけ設定するが、「責任は全部俺が持つ的」なアピールを
   常にして、部下には伸び伸びやらせる 任せた以上はケツは必ず持つ覚悟

こっちが雇ってんだから、嫌なら辞めたら?

昔ならそれでもいいでしょうが、今は違いますよね?
せっかく来てくれたスタッフを何とかしてモノにするのが経営者、上司本来のお仕事。
今こそ山本五十六さんの

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。


が心に沁みます。
大組織にする気は全くないけど、自分に合わないからってスパスパ辞めさしては
間違いなく地獄に落ちちゃうだろうなあ…頑張れっ、私。
(まだ解雇はしたことないですよ!)

逆に、経営者/上司の言動に圧倒的な説得力があるにも関わらず、
動かない(≠動けない)人は、「また来世~」ですよね。それは仕方ないかも。
動かない人は動かないなりの説得力がまた必要。
意味なかったらただのサボタージュだもんね。

by kinkenya-kobutu | 2016-02-20 10:19 | 新米社長の悪戦苦闘 | Comments(0)