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やはり一番大事は、地元のお店です

録り溜めていたテレビ番組
「ありえへん∞な世界」を自宅を観ていたら、その中に

街の八百屋さんはなぜ潰れないのか

というテーマで、24時間密着するコーナーがありました。
以前出たビジネス書「さおだけ屋は何故潰れないのか」と、
NHKの人気番組「ドキュメント72時間」を
足して2で割ったようなオマージュ感満載(パ●り?)の
お話でしたが、恥ずかしながらこのノブ、番組を観進めるまで
「正解」が思い付きませんでした。

店頭は1日三万程度の売上だそうです。
場所は東京、どう考えても黒字が出せる筈がない。
10年ほど前から売上が落ちてきて困った店主は、
午前1時から起きて“卸売市場”を駆け回って、
所謂「プロ」や「大口」のお客様、
つまり学校給食センターやレストラン等からの注文を受けて野菜を仕入れ、
八百屋開店の10時までに注文主の元へ配達しているそうです。
今では年商の9割以上がこの「卸売」なんだとか。
睡眠時間は四時間。これを毎日毎日続けるなら、
売上の上がらないお店はそろそろ閉めて、卸売一本に…
と普通は考えますよね。
でも店主は仰います、

元々お店を継続するにはどうしたらいいかを考えての卸売だから。
地元のお客様のためにお店を頑張っている


分かる分かる~。
私も卸売とネットに特化したら体の負担も少ないし、より母の面倒もみれます。
でもやっぱこの滋賀で、近江商人で、暖簾分けの栄誉を頂戴して、
少しずつだけど常連様も増えて来ているこの現状で、

ハイや~めた。

なんてできないよー。市場も業販も背取りも移動も偵察も見学も楽しいけど、
やっぱ店。辛いこと悲しい事いろいろあってもやっぱ店が一番。
私の城だもの(ただしいつ追い出されるかは大家の古巣次第)。
ずっとやるよー。これからもやるよー。地元のお客様にハピネス届けまくるよー。
責め好きのお客様の無理なご注文に脂汗垂らしながら…。

by kinkenya-kobutu | 2015-07-23 00:21 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)