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信用してもらうには、まずこちらが信用しないといけないのね

昨晩は母があっさり就寝してくれたので、録り溜めたテレビ番組を見る事ができました。
興味深かったのは「ガイアの夜明け」と「知恵泉」、ホントいい番組ですよね。
今日はこの2つのうち「ガイア」の方に触れます。

出ていたのは姫路に本拠がある大手リサイクルチェーン等、古物商の方々です。
テレビ局に何か払っているのかなと思う位いろんな所で特集されていますね、先様。
今回もウガンダにある支社の話だったんですが、面白かったのがFC的なものを
模索していた点。

ウガンダ支店の主力は古着です。国内最大級の市場には約2000軒の
古着の露店が並ぶのだとか。当然購入されるお客様は多いし、
「露店で古着を売ってみたい」という人も大勢いらっしゃいます。
ただその多くは商品を仕入れる「元手」を持っていない…。
そこで先様は「先に商品を選ばせてヨソで好きに売らせ、後日料金を徴収する」
方法を取っているようなのです。

トンズラされたら終わりやん…と普通は思ってしまうこの手法。
でもこの商売を露天商側が「おいしい」と思ったら、素直に代金を払う筈です。
だってトンズラこいたら最後、次の商いが無い事はさすがに分かるでしょう。
それだけ先様の古着の質が良く商売として魅力的で、
ぶっちゃければ少々「とんずら」こかれても痛くないという事なんだと思います。

業界内で伝え聞く限りは、まだアフリカで大きなプラスは出ていない模様ですが、
日本のお店で「何でも買い取り可能」なのは大きなアピールポイントですよね。

…海外で「着物」が売れたら、業界の救世主になれるんだけどなあ。
誰か無尽蔵で引き受けてくれる同業者様いらっしゃらないかなあ。
ものすごくたくさんのお客様から「何とかしたい、片付けたい」の相談受けるんで。
得意じゃない(ていうか全くの素人)し、高く引き取ってくれる同業者様も知らないし、
お客様のお悩みぶりの深さを見てこっちがオタオタしちゃう位だし…。

by kinkenya-kobutu | 2015-03-23 12:51 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)