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ビーバップハイスクールじゃないんだから

結構「皮革ゴム製品商」である期間も長くなってきたつもりなんですが、
まだ「分かった~」「極めた~」なんて感覚は全くありません。
ま、1番を目指しているったって「同業者で規模1番、売上1番」じゃなく、
あくまで「お客様の満足度1番」ですから、同業者様に倣うつもりも全くないし、
何かで同業者様に少々小バカにされようが、そんな事はどうでもいいです。

ただ、古巣業界である「チケット商」はそうじゃないんですよね。
店舗数、売上とかも関係しなくはないんですが、
多くのチケット商が一番大事にしている「基準」が、実は、

強さ

なんです。
自分の商圏に進出してきた同業者をいかに「商戦」で追い出せるか。
ズルはダメっすよ? 同じ土俵(商圏)で競い合い、相手を追い返してこそ

「あー、○さん強いなあ~」となる。
恩恵は計り知れません。
強い業者さんには業者間取引が自然に集まります。
いつ無くなるか分かんない弱っちい同業より、
強くてレートの高い同業に荷物を卸します。仲良しが増えます。情報も集まります。
だって仲良くなっていないと、その強い同業者様が自分の商圏に来たら困るもん。
(取引をしている同業者の邪魔になる出店はしない、がチケット商業界の不文律)

で、逆に負けて店を畳んだお店は同業者から心配されます。
さらにみんなクチには出さないですが(あそこ、お金持ってるけど商売ヘタクソだ)
と軽く見られてしまいます。
次に他の土地で競合した時も激しい抵抗にあうでしょう。
みなさん長くチケット商やってたらそれなりに自負ありますから。
出店が超強いところだったらそれこそ戦闘回避(値段合戦しない、提携を持ちかける)
の選択肢も頭に浮かびますが、ガラだけ大きくて中身スカスカの相手ならそれこそ、

生まれてきたことを後悔させてやるわぁぁぁ

くらいボコボコにしてくるでしょうね。
それを切符や商品券みたいな「紙」で文字通り「殺し合う」んだから恐れ入ります。
先日とある同業者様から、

撤退するとカッコ悪いから、意地で赤字垂れ流して競合店を続けている

お店があると聞きました。
プロが外から見れば、業販が絶対に無い現場オンリーのお店が儲かっているか
赤字なのかは3分以内に分かろうものなのですが…。

それなら「看板」代、高くないっすか? バレっバレの「ヅラ」みたい(大変失礼)。

by kinkenya-kobutu | 2015-01-23 10:10 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)