「合い見積もり」でまさか、私が揺さぶる側に回る日が来るとは
だから自分自身が店に立つ以上、
「まけて」とはなかなか言えないし、「合い見積もり」をする事も滅多にありません。
(お客様はどんどんやって下さいね 当店は販売も買取も値段には自信あるんで)
すんげー「ゲソる」(市場用語:隙を見て不当に買い叩く行為)お店と分かっているなら
交渉する云々よりも行かなきゃいいだけ。
そんなお店に「ご飯(=買取り商品)」はあげちゃダメだと思います。
お客様は神様ではなく、ものすごく怖い「閻魔様」のような存在です。
嘘をつき買い叩くお店は、どのみち閻魔様に見抜かれて店を失う運命ではないかと。
で、関西人なのに「まけて」とも言わず「あいみつ」も取らない私ですが、
つい先日、やってしまいました。
エアコン4台(リビング用と各部屋用)、
テレビとデコーダーと台、
掃除機、
冷蔵庫、
洗濯機、
照明6基、
炊飯器、
あかん電子レンジ忘れた。とりあえずこれだけを一度に購入。
ポイントカードからお店は分かる筈。ひさびさココのお店でご厄介になりました。
決め手は2つ。
この年末年始のギリっギリでも配送取り付けを快諾して下さった
(S様、アドバイス本当にありがとうございます)
接客が良かった
(というか、他が駄目過ぎ 馴染みのケーズは配送日が×だったので無念の除外)
で、本当はこの時点でココのお店一択だったんですけど、
ちょっと下心が出てしまいまして。自分の「禁」を破ってしまいました。
「ケーズさんに先日行きました。値段見てどっちか決めます」
この嘘つき! 確かにケーズさんにはガチ見積もりしたさ。
でも工事日のハードル超えたのココだけやん。一択やん。
ココに断られたら年初早々母を介護施設から出す事できなくて途方にくれるやん。
めっちゃ後ろめたかった…でも。
そこからの店員さんの電卓、早いのなんの。
時折悩みながら、素晴らしいお値段をご提示して下さいました。
おかげで予算内なのに、かなりハイグレードな家電をゲットできちゃいました。
まさに「合い見積もり」様々ですわ。
…まあチラシ価格とかにまだ「余裕」があるとも言えるけどね。
と、当店はちゃいますよ? 買取査定金額に「余裕」なんてないですから。
今も常連様の「お願い」で査定金額から1,000円切り上げたんですけど、
その1,000円を買取原価に吸収させるのにどんだけ苦心してるか。
たった1.2%乗っけで損益分岐点が来る時点(しかも潰し金プラじゃない)で
明らかな「(査定金額)出しすぎ」なんでしょうね。
ただかと言って「このお客様はお詳しくなさそうだからゲソろう」なんて
それこそ「人にされて自分が困る事」そのものだしなー…。
by kinkenya-kobutu | 2014-12-23 12:24 | 古物商としての葛藤 | Comments(2)