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言いにくい事を言わずに済ませる方法、何かないっすかね

金券屋だった頃はあんまり無かった経験として、

「あまりに買取相場が安いので、お客様に言いづらい」

というのが皮革ゴム製品商、時計宝飾商にはあります。
で、そういうものはやはり種類が「カブる」事が多く、

真珠のネックレス
古銭(は古物商の範疇ではないですが、時計宝飾商をしているとお持込は多い)
ノーブランドのエキゾチックレザーバッグ・財布(爬虫類系とオーストリッチ)
毛皮
ファミリーセールやアウトレットが存在するブランド製品

辺りは、買った時は超高いのに手放す時はかなりお安いから、

何でそんなに安くなるのよ!」とか、
はいはいはい分かりました、もう結構です

と、数日こちらが凹んでしまうような厳しいお叱り、ご返答を時々頂戴します。
「使ってないんだから、せめて半額で取ってよ」とお願いされる事もありますが、
半額で売れる見込みがあるなら、最初からお叱りを頂戴する査定額をご提示しません。
(少なくとも弊社は)

「ねえねえねえ、査定だけ、(買取)金額だけ、怒らないから教えてよ」
…信じませんよ? だって次のページめくったら「大噴火」でしょ?
おっとマンガじゃなかった、ドキュメントだった。

お叱りを受けず、
お客様の体面を保ち、ショックをお受けにならず、
かつお客様の「価値を知りたい」欲求を満たす、
そんな応対方法はないもんですかね…無いよなぁ~。

職務上避けられないんだけど、分かってるんだけど、
怒られ損」ってないですか? 同業者の皆様。
査定して不成約でお叱りを受けて、さらに周囲で「あの店安いわよ」と話される。
切ない。

これでもお客様の要望に応えた果ての「死蔵品」が店にどんだけあるか…。

by kinkenya-kobutu | 2014-12-07 12:27 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)