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粗利の3割は宣伝費に回せと◆井総研は言う そんなに使えるわけねー

昨日、お客様からのお持込みで「金・プラチナ」のお買取りがありました。
ダイヤを除き、殆どは「精錬(ドロドロに溶かしてインゴットに作り直す)」向けのお品です。
他の常連様からのご紹介という事もあり、しっかりしっかり精査した上で
端数切り上げ程度ですがサービスしたところ、
査定額を聞いたお客様は大変お喜びになり、

やー、○円くらいだと思ってた

と仰いましてこちらが仰天しました。「○円」は私が提示した額の約4分の1です。
確かにこの世には、その査定額を普通に提示する同業者様、いはりますね。
なるほどー、こういったケースがあるから「アレ」で成り立つのか。
普通、貴金属相場を新聞で見ればその価格だと安過ぎて、
成約しないだろうと思ってたけどそうでもないんだ。
確かに◆◆◆ト起用してチラシばんばん打ってたら、経費はさぞ掛かるでしょうけど。

良きものを売るは善なり,良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
(近江商人十訓より)

右から左ですぐ利益が出る精錬用金プラを安く買い取るサービス(≒商品)は
「よき品」で、それを広告してより多く買い取るのはさらに善といえるのだろうか。
貴金属を売却できるところをご存知ないお客様が広告を見て店の存在を知り、
手持ちのお品を売却し、いくばくかのお金を得るのはやはり善なのだろうか。

他社様の悪口じゃないですよ、何が正解なのかなーってちょっと思っただけで。
広告宣伝費だって立派な社会貢献の一翼ですもんね。
ただ、パチンコ屋さんを例にあげると、
豪奢な建物や綺麗な店内、きらびやかな最新台、
バンバン見るCMとチラシ、やって来る有名人の出演料(ここはやや不透明)、
全部お客様の負けたお金から捻出で間違いないでしょう?
莫大な費用掛かってるのに、そんなドバドバお客様に「還元」できないのでは。

費えを抑えてお客様に出来るだけ還元、が概ね正解じゃないかなと思うんですが。
で、じっくりお客様からの評価が高まるのを待つ。
私の個人的考えなんで、「絶対こうだぁ△△コンサルがあ」とは主張しませんけど…。

by kinkenya-kobutu | 2014-05-25 09:14 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)