その境地、誰でも到達できるのか…?
チラっとしか見てなかったので内容はさっぱり分かりませんでしたが、
インタビュアー的な方が小山さんに、
「人材育成で心がけている事はなんですか」的な質問をした時の答えに痺れたので、
今日はそれの話に触れます。
小山さんの答えは、
「最良のライバルを作るつもりで望む(みたいな回答だったと思う)」
言われればなるほどー、と思いますが果たして実践できるかと考えてみると
ちょっと「むーっ」ってなりません?
これ、社長でも中間管理職でも結構易しくないのでは?
だって社長が己の全てを部下に伝授し、本当に自分のライバルになるくらい育てたら、
それこそ社内で研鑽し合う美しい師弟愛なら美談かつ超効率いいですけど、
普通考えたら、特に古物商の場合なら
パタパタパターっ
部下の背中に当然羽が生えて、巣立っちゃいますよね? 独立しちゃいますよね。
小山さんは「料理の鉄人」や「おくりびと」と世に出した一流の表現者、
そう簡単にお弟子さんが「青は藍より出でて藍より青し」状態になるとは思えないし、
小山さんにもその自負がおありでしょうが…。
凡人はもうちょっと、小さいビジョンで物を見ちゃうのではないでしょうか。
社長さん方でもそんな感じでしょうから(全員が全員そうではないでしょうが)、
中間管理職とかだったらもっと、でしょう。
最良のライバルを自ら作るよう努力?
自分は20代の頃、自らの立場を失うことを恐れるあまり、
「仕事を部下に託さない」をして大失敗した経験が以前勤めてた会社であるんで、
「教え惜しみ」とか「部下の頭を押さえつける、足を引っ張る」なんて行為は現在、
N係長の足を引っ張る事(彼は踏まれる程強くなるタイプ)のみを除いて皆無ですが、
なかなか勤め人レベルで「将来自分のポジションを奪う人をすすんで作る勇気」は
普通のサラリーマンにはないんじゃないかなー。
でも、小山さんの言葉には少々痺れました。
ウチのスタッフにも是非知って欲しいキーワードだと思います。私も極力実践したい。
もう既に相方は私を超えちゃってるぽいんで、できれば他のスタッフで。
by kinkenya-kobutu | 2012-07-28 09:27 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)