「上げる」ということ
重大な問題です。
仮に全国百貨店共通商品券の店頭買取を「(額面)96%」から「97%」に上げたとします。
(販売価格は@980円を想定)
今まで@2円儲かってたものが1円になってしまう、単純に粗利が半減です。
1枚2枚売るなら大きな問題でもないでしょうが、大店のそれって多分、
一般人では到底推測できない量ですよ(水面下の業販があるから)?
1社でウン億とか。
全共は表表紙、裏表紙とあるから重いんだコレが。
仮に1億なら100万枚か。10万冊の20万枚表紙か。ありえない。
「金券屋ノブ」なのに1億単位は見たことない。話で聞くだけ…なんと情けないことか。
ま、ウチはJRメインの金券屋だしぃ(負け惜しみ)。
話を戻して。
普通金券屋は、思うように入荷しない時に買取価格を上げます。
上げたからって従来の倍、買取量が増えるわけじゃないけど
今の窮状よりはマシだろうと。
これがどんどん自らの首を絞めることになるんだろうなあ…。
96と97で、お客様そこまで敏感に反応しないと思うんだが。
「○○ポイント」でめっちゃもらったお客様は0.1%単位で交渉してきはるけど。
死ぬ死ぬ、そこまで吹っかけてこないで…でも欲しい。
販売もしかり。止むにやまれぬ事情により販売価格を上げたとします。
結構現場がお客様に怒られるんですよ。そして今までのようには買って下さらなくなる。
難しいです。
景気がある程度冷え込むと金券屋は儲かるハズなんですが、
ちょっと厳し過ぎるのかな…移動されないし、買われないし、売られない。
そりゃあご自身で使えるアテがあれば買い取りに出す必要ないですもんね。
明日からまた2連休です(今度は公休)。アンテナの調整と玄関の明かり直します。
(プロがですけど)
by kinkenya-kobutu | 2010-10-24 19:43 | 古物商としての葛藤 | Comments(9)
餃子の王将さんは洗い場の水道を流しっぱなしにするのをやめただけで年間1億浮いたらしいですよー。
規模の大きいところはすごいですねー。
JRさんも回数券の表紙をなくすだけで1億ぐらいスグに作れるかも・・・。
そうすると我々も表紙抜く作業が要らなくなるし~。
間違って表紙と一緒に回数券を捨ててしまうこともないし~。
拾った表紙を売りに来られる方も居なくなるし~(笑)
そういえば、あの切符用の紙っていくらくらいするもんなんでしょうね。
↑↑ あのロールはかなり高いそうですよ。短い区間の回数券嫌がられますから(西日本様は除く)。
↑ 弊社に限って言えば、自動販売機に使う封筒との相性に尽きます。小型切符は落下紛失しやすくクレームの元になるので…。