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あるお客様の先入観

先日、あるお客様から褒められました。

「おたく、こんな商売してるのに正直者やねえ」

…正直じゃないと、商売できないと思うんですが。
お客様の言い分はこうです。

少し前、このお客様からあるものを買いました(内容は守秘義務により割愛)。
相場どおりに買いたかったものの、お客様に粘られまくってしまい
結局は先方の言い値で買取するハメになりました。

そしてこのお客様がその少し後、ほかの商品をまたもや相場価格以上で
買い取って欲しいと言ってこられまして。
私は言いました。

「今、先日買わせて頂いた商品を業者販売しています。それの利益が出れば
 今回もお客様の言い値を飲みましょう。今日はひとまずお帰り下さい」

…で、ここからが1行目に書いた先日です(ややこしいな)。
結果から言えば業者様のご尽力により、ちょっとだけ利益出ちゃったんですよ、
前の商品がね。だから、

「何とか利益出せたんで、お客様の今回の荷物も高く買いますわ」
って言った返事が2行目のそれ、お褒めの言葉だったんです。
(褒めてないかも)
で、お客様は続けて、

「普通、こうゆう商売してる人は儲かっても(いやあ、赤字になりましたわ)と言って、
 次のを安く買おうとするもんでしょ?」と。

…どこかで凄い騙されたんだろうか。
大丈夫ですよ、お客様。弊社は可能な限り正直に商いを続けさせて頂きます…。

やっぱ、古物商全体にに言われなく被っている「汚名」を何とか返上したいですね。
なんか、そう強く思った次第。

by kinkenya-kobutu | 2010-05-07 02:50 | 古物商としての葛藤 | Comments(3)

Commented by taiyo at 2010-05-07 17:35 x
だまされた経験はもしかしたらあるかもしれませんけど、そもそも、利益が出たかどうかは証拠のない話なので、仮にだまされても仕方ないだろうと思ってらっしゃったんじゃないかと思いますね。

私は以前から申し上げておりますが、人をだましても、短期間には利益を出せると思いますけど、ノブさんは今のやり方を続けていってほしいです。そうしたときに、オンリーワンの営業マンになり、お店にもしていけるのだろうと思うのです。金券ショップの方が1万人いるとして、9999人が「だます」側の人間になったとしても、ノブさんはご自身の良さを貫いていってください。きっと成功しますよ。
Commented at 2010-05-07 23:51 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kinkenya-kobutu at 2010-05-08 19:59
↑↑ そういえば今日もお客様から「正直やね」と言われました。

↑   いつか大きな流れが起こると信じて、まずは自分の襟を正したいと…。