商品の顔を見てから喜怒哀楽を出すのが、真の古物商
もちろん非常に嬉しいのですが、当然のことながら年賀はがきの実物はまだ見てません。
発売日、先ですから。
「今年の年賀はがきを○枚買って頂きたいのですが…」
最近弊社のメールフォルダには、こんな感じの連絡が結構入ってきています。
でも、それはあくまで「予定」であって、まだお店でお買取りできた訳ではないのです。
これは重要なこと。
へ? 何当たり前のこと言ってんだって?
ちゃいますよ。こんな小学生でも分かることが、案外頭から抜け落ちるんですってば。
「○○○を□枚、△月×日に必ず送付します」とかの連絡が来るとするでしょ?
それがすごく買いたい商品だった場合、何かもう入荷しちゃった様な喜びを感じるんです。
で、「とらぬ狸の…」をやっちゃうんです。結構経験を積んだ古物商でもね。
…えてしてそうゆう場合、
「いきなり予約分がカットされちゃって」
「上の方に通常版で我慢してもらえって命令されて」
「子供が熱を出して」
とかで荷物が遅れたり、少なくなったり、全然欲しくないものとすり替えられたり、
こっちは全く落ち度がないのに逆切れされたりするわけです。
ハイそこの当ブログを見ておられる同業他社さま。はげしく頷くならコメント下さいね。
ここで約束を違えたお客様に
「しるかしるかしるかー!! そんな理屈世間で通るかー」とか言うのはもちろんダメ。
笑って「いいですよー」とか言えないと。
…こんな状況になるともれなくお客様と揉める武闘派同業者様、いっぱい思いつくなー。
by kinkenya-kobutu | 2008-10-23 09:42 | 古物商としての葛藤 | Comments(9)
↑ 貴重品→大量生産品の強制変換が…。
仮にキャリア試験をパスしたとしても普通の人間であることには変わらないのにね。
ま、合格により附帯される権力で、「選民」どころか「神」のように振舞う人もいますが。
でも、コワいなー。貴重な情報サンクスです。当たり前ですが他言は絶対しません。
…これ知ってると知らないでは大違いっすよね。