「赤字爆弾チキンレース」と「がっちり儲けまショー」
記念配当もあるとか。こりゃコワい。
実のところ、金券ショップが手持ちの株優を最も卸す先は旅行会社です。
彼らの「買い支え」があるかどうかで取引レートは乱高下します。
(○○旅行さん、もう買ってくんねーらしいぞ)なんて情報が流れたら、さあ大変。
たった1日で、1枚あたり1000~2000円買い取り価格が下がるなんて、ごく普通のこと。
しかも11月流通の株優は毎年暴落するので、同業者様みーんな戦々恐々です。
ま、1流どころの同業者様は、11月期の株優で儲けようとは考えてないみたいですけど。
というのも、11月期に「赤字爆弾チキンレース」からリタイアすると、
おーいしい5月期配当「がっちり儲けまショー」の参加資格を失うから。
つまり。
1単元(証券会社で買える最小の株数)のお客様も、四季報で名前が載りそうな大株主も、
少しでも(買い取りが)高い所で売りたいのはみんな同じじゃないですか。
馴染みの所で株優を売却した後、たまたまヨソのお店を見てそっちの方が高かった場合、
お客様はどう思われますでしょうか?
失敗したと思いません?
11月に「失敗」したら、5月には11月の時に高かったお店に行くでしょう。
だから、チキンレースは参加せざるを得ないのです。特に激戦地は。
爆弾背負うリスクがあるなら、カルテルでも癒着でも何でもすりゃいいのに。
失言かな。
大人になりきれない業界であることは確か。
参るねまったく。オレって子供の頃からケンカ、からっきし弱かったんだよなぁ。
by kinkenya-kobutu | 2006-10-02 09:31 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)