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金券屋の戦闘力

昨日の東京行きで、足腰がじんわりキテます。

3日後とかに来ないだけ、私はまだ若いのか…?

10駅(全部JR)降りて、ほぼ1日中いろんな金券屋を観察してました。
みんな、がんばってはるなあ。
でも、やっぱりしんどそう。無理もない、売るもんないですもんね~。

それでもやっていかなくちゃならない、
ホンマ5万円ハイカとか戻ってこんかな…。


どこの商売でも同じでしょうが、
金券屋は経営を維持するため、近隣のお店と対決することがよくあります。
主に価格ですね。高く買って、安く売る。実はこの当たり前のことが一番大変で。
最初は(ライバル店と)ムキになって価格競争しても、やがて冷めてどうでもよくなっちゃう。
喰えないから。
赤字出してまでする仕事じゃないっス。

で、金券屋の強弱って何で決まると思います?
何年も他店と戦争するには、また勝ち抜くにはどうしたらいいか、何が一番必要か?

立地?    それ大事。 
人材育成? それも大事。
情報収集? それも昨今重要ですね。

でももっと、競争の勝敗を決める大事な要素があるんですよ。

経営者がケンカ好きで執念深いこと。
自己資金が多いこと。

たったこれだけでその金券屋はほぼ無敵になります。
あと勘が鋭いか、運が良ければ「業界の風雲児」になれるでしょう。
他業種の様な「立地条件次第でどうとでもなる」なんてことは少ないです。
(まあ抗えないほどの立地差、というのも確かに存在しますが)

どこよりも高く買い、どこよりも安く売ることを何年も続ければ、
お客様はそのお店が絶海の孤島にでもない限り集まります。
要はどれだけ徹底的にやれるか。飽きないか。
縄張りに侵入してきた同業者を、いかに早く完膚なきまで叩き潰せるか。

私はこういうバイオレンス的なものは大キライですが、
現在の主流は確実にそんな金券屋です。

ですが。

ケンカ好きで執念深いだけで、自己資金のない(もしくは少ない)金券屋の経営者も
この世にはごまんといます。
もう遠くない将来、ボロボロ潰れていく金券屋出てくるでしょうね…。
だって戦争の為にどんどん銀行から借りるんだもん。

おーい○ー○○様、いい加減頭冷やして~。見ててツラいから。気の毒すぎだよう。

by kinkenya-kobutu | 2006-07-19 23:07 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)