不毛な消耗戦って、あの業界でもやってるんだ
「原油高で、製紙業界が値上げ」との話を聞きました。
なんでも「売るほど赤字」レベルの消耗戦だったとか。
むちゃな価格競争は「物価の優等生」こと、鶏卵ぐらいだと思っていたのに。
「もうアカン」ということで、
ティッシュあたりはこれからじわじわと、1箱10円ずつ上がるみたいです。
でも実際に商品を販売するドラッグストアとかは全然納得していないみたいで。
製紙会社の卸値が上がっても、ドラッグストアの儲けが増えるワケじゃないですもんね。
お店はお店で厳しい競争があるでしょうし。
「原価が上がった、ならウチの取り分も上げまひょ」なんてしたら
一発閉店になっちゃうかも。
「スーパーのバナナ」と同じく、ドラックストアのティッシュは店全体の「お買い得イメージ」を
決定づける戦略商品でしょうから。
このまま原油高が続けば、当然資源保護の機運は高まるんだろうなあ。
紙媒体や使いきりプラスティックの金券はどんどん減って、
WEBマネーやICチップによる「資源を減らさない金券」に切り替わっていくのは
もはや避けられん状況だな。
危険だ。
何で利益出せばいいのやら。
by kinkenya-kobutu | 2006-07-13 09:18 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)