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「不可能であると(誰かが)証明したか」に心底シビれた

またしてもNHK「プロフェッショナル」からのネタですみません。
ちょっと紹介せずにはいられない「天才」が出てました。名前は道脇裕さん。
株式会社ネジロウの創業者です。仕事は「発明家」。

みなさん、「天才発明家」と聞いてどんな方を思い浮かべますか?
エジソン? 松下幸之助? ドクター中松? まあこの方々なら納得できます。
(中松氏は“醤油ちゅるちゅる”だけでなく、パチンコ玉還流システム等凄いのも多数有)
でも今「天才発明家」というと、「探偵ナイトスクープ」や「月曜から夜更かし」に出てくる
ちょっと変わった痛いおじさんを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

番組のプロフェッショナル内でのアオリが、
「学歴ナシの天才発明家」ですから、字面を見た瞬間から引き込まれるワケですよ。
学歴ナシって何や、なのに天才って何や? てな感じで。

番組をご覧になっていない読者様に説明すると、
道脇社長は、小学校5年生時点で配られた教科書を一週間で完全に理解し、
学校に行く意味を見出せなくなり、「皆と同じ道から自分は降りる」と親に宣言し、
それから小中高とロクに学校に通ってないそうです。

で色々な仕事を経験して19歳の時、運転中の車のタイヤが突然はずれ、
理由が螺子が緩んでいたと分かった時、
「絶対緩まないネジを作ろう」と思ったのだとか。
そしたら後年「2000年あるネジの歴史を打ち破った」といわれるL/Rネジを発明し、
いろんな賞をもらいーの、あちこちひっぱりだこの現在、らしい。
聞けば親御さんふくめ血筋はガチガチの学者系。
ディープインパクトの仔が足速くなる確率が高いのと、系統は一緒ですよね。
運動神経や肉体の強靭さが遺伝するのであれば、優秀な脳もきっと遺伝する筈。
まあ普通は、親御さんが「小学校中退」を許したりしないでしょうけど。
そこもある意味ラッキー。それだけ息子の能力を信じておられたのでしょうね。

心にグサーっと刺さった言葉は、「不可能であると証明したか」。
これを誰からのパクり? インスパイアか? ではなく、
明らかに自身の言葉で話しているのが超スゴい。
従来の常識の外側に答えがある
とも仰ってました。権威ある人経験積んだ人が出来なかったものが「不可能」ではなく、
今までやってこなかった所に正解が隠れているだけだと主張しておられるんです。
すっげー、「常識を疑う」なんて手垢にまみれた表現だけど、
実行実践はなかなか出来んなあ…ひょっとしたらひょっとして、
道脇社長はダ・ヴィンチクラスの天才かも。いやあ、いい話知れました。

私もチケット商として、また皮革ゴム製品商として、「ブレイクスルー」を達成し、
更なる「全てのお客様にこっそりハピネス」を実現したいと思います。

by kinkenya-kobutu | 2016-11-20 10:45 | 古物商としての葛藤 | Comments(2)

Commented at 2016-11-20 17:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kinkenya-kobutu at 2016-11-21 11:43
↑ えらい日経、噴いてますね。消える直前のほとばしりかなあ…。