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「損したくない」は、理由の二番目です

古物商は、プロ、一般のお客様に関わらず「買い取り」、「転売」を行って
生計を立てています。
その大事なお買い取りを古物商側がお断りする場合…
皆様は何が理由だと思われますか。

古物商は「何らか」の理由で、本来はしたくてしたくて堪らない買い取りを中止します。
ちょっと書けない話もあるので詳細は伏せますが、
やや強引に分類するとすれば、

買い取り資金が不足しているか、
買うと損してしまうのか、
転売すると何らかの大きな問題が起こるのか、


この3つに大別できます。
ちなみに、この中で古物商が一番恐れているのは、
「損する事」ではありません。お金は必死にやれば何とかなるものです。
一番怖いのは、転売した後おおきな“災い”をもたらすケース。
コンプライアンスと信用…逸脱すると修正は困難です。
最悪、廃業の憂き目に遭う事も…。

だから古物商がもし、お客様が売却を依頼したお品を買い取らなかったとしても、
責めないで頂ければありがたいです。

買うのも難しいことですが、真の難題は売ることなんですよねー。
安全に、確実に。当たり前の事が実は一番大変だったりします…。

by kinkenya-kobutu | 2016-05-31 23:58 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)