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イチロー選手より打てれば、そりゃ大概雇えるけども

カネちゃん(私の古巣でのニックネーム)は1割バッターだからなあ

従業員時代、よく師に言われていました(現在は2割バッターらしいです)。
「10回発言したら、1回くらい良い事言う」という意味ですが、失礼ですよね。
ただ私は古巣で私の能力に見合わない厚遇を得、好きなように仕事やらせてもらい、
果ては一等地に“暖簾分け”というカタチで卒業させて頂きました。
1割バッターにそんないい思いをさせるなんておかしいと思いませんか?

でもよーく考えたら、
「1割バッター」であったことも事実で、
幹部として取り立ててもらったのも事実で、暖簾分けも当然事実なんです。
何も矛盾していません。

だって従業員にいきなりイチロー級の打率を誇る強者がいたらビックリするでしょう?
少なくともプレイングマネージャーの私だったら劣等感でどうにかなりそうだ。
普通は誰だって失敗するし、誰だって見当違いの言動をするんです。
大事なのは、行動を起こすこと。何もしないのが一番イケナイ。
そういや「大失敗賞」なるものを作り、チャレンジ失敗を表彰する会社ありましたね。

いつか打つホームランを楽しみに、従業員の凡打やエラーを黙って見守る
これくらいでないと一流の経営者とは呼べません(多分)。

世に数多おられる従業員の皆様。経営者って見た目以上に大変ですよ?
従業員さんの中には私のような「1割バッター」もいるし…。
師には今まで、つまんない事いっぱい言ったんだろうなあ。

だからか。私から師への電話連絡、結構スルーされてるの(泣)。

by kinkenya-kobutu | 2016-05-15 12:47 | 新米社長の悪戦苦闘 | Comments(0)