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百戦錬磨の同業者さまよりタフな交渉

現在、母の介護を優先する為に会社からごく近くにあるマンションを借りて
親子2人で住んでいます。あれから1年が経過しました。
賃貸に関する費えは正直厳しいけれど(持ち家もあるのに)、

母の介護に時間を費やしたい(通勤時間・買い物等の時間短縮)、
バリヤフリー及び母の安全確保(強盗や悪質訪問販売等)、
介護施設スタッフさん達の作業効率、

などを考えると、今の借家しか選択肢がありませんでした。
というのも、母にとって特に気を付けないといけないのは、

飲食による喉詰め、
徘徊、
肺炎、
転倒による骨折、
妄想による突飛行動、

で、旧家だとこれがほとんど防げないのです。
(一戸建てでセキュリティ皆無、土地勘あるから動き回る、古くて密閉性乏しい)
特に主治医から強く警戒するよう言われているのが肺炎・徘徊・妄想。
肺炎はともかく、徘徊と妄想はほとんど無かったんですけどね…今までは。

ところが昨晩、急にベッドから起きてきた母が(そんな事は滅多にない)
アンタ(私のこと)、何時に風呂入るん
と聞いてきました。スーパーでおつとめ品買って冷蔵庫に入れたら入るけど?
と答えると、

アンタが入ったら私もシャワー浴びる
と言い出したのです。これ、超オオゴトでヤバイ話。
だって母は自分で着替え用意できないし、ひとりで着替えできないし、
長い時間立てないし、足も上げられないし、そもそもシャワーの仕方が分からない。
慌ててデイサービスから戻っている“日誌”を確認する私。

入浴のところにチェックがしてあるやんか。
「それはウソだ、していない」
濡れたバスタオルが戻ってきているのは何で?
「誰か別の人が使ったんや、私は入ってない」
おかん~。一人でシャワーなんか浴びたら転倒して骨折して肺炎になって
また済生会(前回前々回入った総合病院)行かなアカンよ? いいの?

説得すること数十分。
ノブはうまいなー、口がうまいなー。そうやってまた私をダマす
と、母はしぶしぶ風呂場に行くのを諦めたようですが、まだひと山ありそうだと
居間から母が出てくるのを毎回チェックして、
ぐごー、グガーと母の寝室から大いびきが聞こえた時点で私もやっと布団に入りました。
おかげで今朝から超眠い。しんどい。
…それでもまだ、まだ施設入れるのは早いと思っています。ギリギリまで粘ってみせる。

百戦錬磨の「合い見積もり」をされるお客様との買い取り交渉の方が、
まだ何とかなる気がしました。話通じないとホント交渉難度が高いわー。

by kinkenya-kobutu | 2016-02-04 12:51 | 新米社長の悪戦苦闘 | Comments(0)