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“酒毒”も“傲慢”も、等しく怖いもの

10月22日は「EN活フェア」参加の為、
“かおっとくさつ”は臨時休業します。何卒ご了承下さい。


数時間前ですが、昔からこの界隈でよく見かけるおじさんが、
警察の方に保護されていました。
何がどうなったか、詳細は全く分かりません(たぶん酒毒関連)。
でも何かで「確保」され、逮捕じゃないけど「保護」されてた感じです。
でもいつも威張ってた(実は昨晩も威張っているおじさんを道で目撃)
おじさんが、すんごいしょんぼりして交番の方に向かっているのを見ると、
自業自得とはいえ、何だか切なくなります。
あんなお年を召されている人がああいう感じになるのね。
自分も今からもっともっと節制しないと、いつどうなるか分からんなあ。
(お酒で自分を乱すことは、ほとんど経験ありません 但し美人居ると別腹)

本題。
先日NHKで戦国武将「伊奈忠次」を取り上げていた番組の中で、
治水工事を頑張った者には土地が多く与えられるという
所謂「にんじん作戦」を忠次が思いついたのは、

伊奈忠次は浪人生活をして実際に庶民の暮らしを経験しているから、
どうすれば庶民が喜んで働くかを知っていた


と解説しているのを見てふと、ある人のことを思い出しました。
名前は言えないですけど私の知っている社長さん(同業)です。
その方の詳しい素性は知らないのですが(そこまでは親しくない)、
私よりずっと前からその方をお知りの知人から、

「あの人(社長さん)は人に使われた事ないから、社長しかした事ないから」

と教えて頂きました。
従業員として働いた事がない…世襲かな。お家が大金持ちなのかな。
とりあえずあの歳(私より10歳以上年上です)まで生きてきて、
ただの一度も人に雇われた事がないなんて…。

あまりに不幸だ。

それで通用する人なんて、全人類の0.0001%くらいじゃないだろうか。
あのジョブズ氏だってアタリとかヒューレッドパッカードで仕事してたのに。
(うまくいっていたかはともかく)

だからあの社長さんの会社は人の出入りが激しかったんだな…。
やっぱ相手の気持ちになって考えないとねー、何でもうまく行かないっしょ。

ちなみにだいぶ昔、隆盛を誇ったその社長の会社は、
今はどこにあるかすら分かりません(本人目撃情報は時々あります)。
若い時分に、いや、歳を重ねてからでも何らかのカタチで雇われて、
「宮仕え」の苦労を味わっておくべきでしたね。

そうすれば伊奈忠次のように、後年まで崇められる存在になっただろうに。
ほんと、残念。
落伍者を嘲る人も世の中にはいますが、私は嫌。

だって私だって何があってそんな境遇に陥るか、分からないんだし…。

by kinkenya-kobutu | 2015-09-07 15:59 | 新米社長の悪戦苦闘 | Comments(0)