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ひっさびさ、「金券屋モード」で東京を歩きました

浜松町のブランドバッグ競りが終わったのが昨日の16時過ぎ。
その後新橋に移動した時点で浜松町の会場に上着を忘れた事に気付き、
(秋・冬に競る際の“戦闘服”、カーディガンを羽織っていたので上着を失念しました)、
慌てて取りに戻った後の2回目の新橋は、
殆どの同業者様がお店を閉めていらっしゃまして。
土曜は16時までのお店が多いんですねー、駅前ビルのチケット商様。
17時までと勘違いしてた…。

夜飲みをお約束していたチケット商さまは中央沿線に店を構えておられるので、
「同業者様見学」は新宿が良かろうと、ブラブラ歩いておりました。

それにしても新宿は、今の仕事(ブランド商)と前の仕事(チケット商)のお店が多い。
乗降客数で言えば適正、もしくはまだまだ「上昇のキャパ」があるのかも
知れませんが…

こんなに店舗数が多いと、競争がハンパないでしょうね。

あーやだやだ、何にでも「相場の限界」というのがあるから、
それを越えたらただ単に消耗戦というか、焦土作戦というか、
少なくとも近江商人が唱える「三方よし」に絶対ならないっすよ。
売るお客様には良いでしょうけど、買うお客様にどうしてもご迷惑が掛かるし、
あとは地権者にはめちゃくちゃ良し(新宿の一等地ならいくらでも借り手ある筈)?
あーんな古びた建物でそんな家賃(推定です)するとか、おかしーわ。

昨日はスタッフさんの表情を見ることに集中していました。
古物19年目ともなると経営者様のお顔を知っていたり、
お名刺を交換していたり、飲みの席にご一緒していたりする同業者さまも何人かは
いらっしゃいます。その方の事を思い浮かべながら、

あー、このスタッフさんはあの経営者に雇われてはるんやね。
何を思ってこの会社に入って、社長サンの事どう思ってはるんやろうか


とかを考えたりしています(我ながらすごく嫌らしい)。
面白いですよ? 極めて失礼なれど(そんなガン見しませんからね、さりげなくです)。
すっごくお気楽極楽の社長なのに現場は磐石で、少しの澱みがなかったり、
飲み会で毎回高尚な経営論を実体験を交えて熱弁を振るっている社長さんの会社が
案外現場の士気高くなかったり…。

…と考えると、おいそれとスタッフを雇うのも怖いなあ。
自分が預かり知らぬところで好き勝手されたら、さぞかしストレス溜まるよなあ。
私が合っていようと間違っていようと、
私と話し合って決めた方針を、裏で否定するスタッフがもし社内にいたら、
「最終責任」を持つ気力無くなっちゃいますよね…。

by kinkenya-kobutu | 2014-10-19 14:48 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)