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閉店時間直前の大交渉

昨晩閉店するすこし前、かなり長いお時間お客様とお値段交渉をしました。

私が従業員だった頃からの常連様で、ご来店頂く様になった当初から
(このお客様は商品の良し悪しをよくご存知だ)と感じた、かなりのお買い物上手。

なにせ弊社に陳列されている商品で「これぞっ」というお品は大概お客様チェック済み。
そしてしっかり、値引き交渉に臨まれます。
普段は私、ほとんど値引きをしないのですが(元々安いから)、
今までたくさんお買い上げ下さっている関係上、無下にはできません。
しかもお値段に合わないと見るや、「まとめ買い」で再度交渉してこられる。
当初こちらが「プロでは?」と思った位の交渉力。
逸品を弊社にお売り下さる事もあるんで、同業者様でないのは明白ですけど…
(プロなら古物市場で売却した方が高いから)。

古巣がゲーム屋と金券屋(と運送屋内勤)の私は「値引き交渉」の経験が少なく、
ついつい言葉尻に「本音」を出してしまい、さらに突っ込まれたりします。

(例)
お客様 「いくらまで(値段)下げられるの?」
ノブ   「○○円(これでもかなりお値引きした状態)なら大丈夫です」
お客様 「大丈夫ですということは、それからもっと下に限界があるのよね?」
(正解は “限界までお下げして○○円ですね、それ以下はご容赦下さい” 等)

私、アホでしょう?
しかもたくさん買って下さったお客様の懐事情まで心配してしまう程のお人よしっぷり。
だってほら、「お客様にこっそりハピネスをお届けする」のが心情なのに、
弊社のお品をお買い上げになってお金に困っちゃうって、ハピネスじゃないですやん。
買ってハピネス、安くてハピネス(関西人にとって安く買う事は美徳の一種なので)、
売ってハピネスでないと私の理想ではないので。

いい加減「勤めてハピネス」も実践したい…誰かウチに入って下さらないかなあ。

by kinkenya-kobutu | 2014-01-20 11:18 | 古物商としての葛藤 | Comments(2)

Commented at 2014-01-20 22:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kinkenya-kobutu at 2014-01-21 08:56
↑ お疲れ様です。再度のご指摘、誠にありがとうございます。
  本当はこういう事も含め、経理労務総務的な事も一通り覚えないといけないとは思っているのですが、
  根が「10点取られたら11点取って勝つ」が身上のオフェンス馬鹿なので…。

  ランニングコストを減らせるよう精進いたします。