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あー、あの時の損金がああ

今月頭からまた他セクションの店長に相成りました。
まさか出戻るとは思わなかった…。
元々が四足の草鞋(金券、他セクション、旅行管理者、自治会長?)ですが、
他セクションの店長は実のところ久しぶり。
一日半が経過しましたが、ドキドキしっぱなしでございます。

得意な筈の「お客様との空気と間合いを掴む」も、どこか時差ボケのよう。
何日かやれば思い出すでしょうが、
ちょーっとヤバめ。

会社とお客様にご迷惑をお掛けせぬよう、
慎重にリハビリをしていこうと思う次第…。

今日は遅番だったので、通勤は車でした。
もちろん給油は金券です。
いつもは地元で広く使えるプリペイドカードを、
会社から買って使っています。
が、今晩は違う。
「チャージ型」のカードでした。
初めて見る、FeliCaではない磁気式カード。
普通なら取り扱わないのですが(万一があるから)、
お持ち込みになられたお客様がどうしても不要と仰るので、
一度試してみて使えなかったらご返金に応じる、とのお約束を頂戴してから
お買い取りした、ギャンブル性の高いお品でした。

セルフスタンドとはいえ、カードを挿入する時はど緊張しました。
使えなかったらどうしよう、
ビービービーとか鳴ったらどうしよう、
飲み込まれたらどうしよう、
「真実の口」みたいに自分の手が噛みつかれたらどうしよう、
でも隣にヘップバーンいないや…みたいな。

すんなり金額表示が。
無事レギュラー満タン入りました。残額もしっかり残ってる。

申し訳ありませんあの時のお客様。最後の最後まで疑ってて。
何卒お許し下さい。
あんなことあった、こんなこともあった、
「痛みと屈辱」がどうしても頭からデリートできなくてですね…。
私どもチケット商は、人を信じる事を恐れる悲しい生き物なんです。

by kinkenya-kobutu | 2013-05-02 22:32 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)