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期待と重圧

私も人のことは言えないのですが、特に見込みのありそうな従業員(部下)が
入ってくる、もしくは急成長したスタッフを見ると、
(お、もっと期待してもいいのかな?)と思うのはある程度仕方のない事です。
だって経費は限られている、商材も限られている、立地はそうそう動かせない、
ましてや時間なんて万人に等しく与えられているのだから、
もっと儲けよう、もっと効率よく運営しようと思ったらスタッフの精度向上、スキル向上に
頼るしかないじゃないですか。

でも…「上」はそう思っても、期待を一身に担う部下の気持ちはそれぞれ違いますよね。
「よっしゃー、頑張るぞ」と思う人と、「えー、給料一緒なのにこれ以上踏ん張れと?」と
思う人がいる事は想像に難くない。
今社内の評価がうなぎのぼりでも、そこがその人のキャリア・ハイかも知れないし。
過度の期待はかえって人材を悲しませる結果となるケースもあるでしょう。
数年前、弊社にもそんな事がありました。

株と一緒で、どこまで「騰がるか」なんて誰にも分からない。
でも(この子、ダメかも)と思ってたスタッフが他会社に移った途端辣腕を振るったら
勿体無いとも思うし、自分の指導がアカンかったんちゃう? みたいになっちゃうし。

スタッフを活かすも殺すも上司次第、とか思うとついつい指導に熱が入るとか言うのは、
経営者側(上司側)の言い訳でしかないんでしょうかね…いや何となく思っただけで。

by kinkenya-kobutu | 2013-04-25 09:32 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)