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直面するとさすがにヘコむ、数の論理

私どもは金券商、なので数字というか「レート」「相場」みたいなものに敏感です。
この昨今の相場に及んでまだ、

商品券で利益出そう
信販系ギフトを会社の軸にしよう

とか思っておられる同業者様が果たしておられるか、というと私も即答できないのですが、
たぶんほとんどいらっしゃらないでしょう、という結論にしか至らないかと思います。

1000円券で利益1円2円って。
49160円(だったっけ? うろ覚え)で仕入れて49300円で売っていたアレとは
ちゃいまんねんから(分かる人だけ笑って下さい)、やはりここは、

「お客様へのサービス」とか
「置いてないとカッコ悪い」という位置づけでしょうね、どちらのショップ様も。

ただその1円2円の儲けでも、商品単価が小さいものだとそうとも言えなくてですね、
例えば今一番売れセンの「50円の紙」なんかの場合には、
1円の買値、売値が大きく粗利益を左右するわけでして、
特にこの50円の紙、最初と最後で買取り価格がエラく違うので

最初は儲けほとんどナシで何をやってるやら、ですが、
最後「手放し損ねた」方の分は(オホッ)と顔がほころぶ程利益が出たりもします
(その前に最初「煽った」分の高原価をどんだけ効率よく薄めるかに掛かっていますが)。

この間偶然スポットで入った「4000枚完封数箱」が、
これまた偶然入った業販の買い注文でハケたの見て、脳内で計算すると、

ええーっと、「入口(買値の事)」がアレでしょ、業販がコレでしょ…
うーん。粗利率は低いけど、「額」の方は結構デカいなー、と。
やっぱ(資金を)回すのは数が決め手だなー、と。

ここ数年首を突っ込みまくってる他セクションは粗利「率」こそなかなかだけど、
「額」にしたらそれほどでもないもんなー。
やっぱ「餅は餅屋」なんだろうか。
諦めたくないんで、早く向こうの商売も大きく飛躍したいなー。

by kinkenya-kobutu | 2011-12-19 09:28 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)