ご存知だとは思い込まずに
ここに来ることは何日か前から分かっていたのにエディオン株優用意してない。
わが身は金券屋で、しかもバイヤーなのになにやってんだか。
売り場に到着すると真っ先に調理器具コーナーへ向かう。
母が「チラシに出てたヤツはコレ」と指差した。
そんなに高くない機種で安堵する。
最近は「SIセンサー」なる装置が法律により必ず取り付けられている分、
従来のものより高いそうだ。
なるほど、高いのは6万くらいのもある。
店員さんがやってきた。
「この機種はLPガス用ですがよろしいですか?」
知ってるよ。この歳になって都市ガスとプロパンの2種類があることを
知らない方がレアだろ。
ついでにホースを買わないといけないよな。
「LPガス用はこちらのタイプになります」
何? このカチっと押したらしっかり絞まる方じゃダメなの?
不覚。ホースもガス別で分かれているのか。それは知らなんだ。
「あと…お客様のガス台は、左右どちら側に壁がありますか?」
何でそんなことを聞く? ええっと、左側だけど?
「(買おうとするコンロを暫く見て)大丈夫ですね、こちらは右が強火力です」
うおっ、そんなこと気にも留めなかった。
そうか、壁と逆側に強火力に来るべきなのか。
「それではこちらのカードをレジにお渡し下さい」
むう、ガスコンロひとつ買うのにも店員さんの存在は不可欠なんだな。
色々勉強になった。
金券屋では「お客様はご存知」だと思って説明端折る事あるけど
(あんまり細かすぎる説明もお叱りの対象になる)
ひとつ間違えて大問題になる位なら、これ位丁寧でもいいのかも。
さすがは行きつけのミドリちゃん。
やっぱヤ○ダには行けんわー。値段うんぬんとちゃうわー。
気分よく支払ってガスコンロの載ったカートを受け取った。
帰ろうとエレベーターに乗ろうとすると先刻世話になった店員が急いで来て一言、
「LPですけどホントに大丈夫ですよね?」
ひつこいって。多分以前、これで余程痛い目に遭ったんだな。
by kinkenya-kobutu | 2010-12-28 09:11 | 古物商としての葛藤 | Comments(6)
正確に見分けることはできません。
駅前にある分、めっちゃ急いでおられる方も中にはおいででして、
「説明」を付けるタイミングも中々難しいものがございます。
ちょっと「お使い初めて」っぽい感じがしたら、「こちらの切符は初めてお使いですか?」
みたいなフレーズは入れるよう心掛けています。