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金券屋の接客はダメですか? そうですか…

時々お客様から、
「●●金券ショップの店員が横柄で」
という他社に対する苦情を耳にします。

胸が痛いです。たとえライバル店の評判であっても、
優越感を感じるとか、これでウチの店にお客様が増えるとかは正直考えませんね。

一金券屋の不評は、すなわち弊社を含めた金券ショップ業界全体のイメージ低下だから。

傍目には金券ショップ従業員の辛さは分かりにくいと思います。
無論、「他業種よりしんどい」なんてことは言いません。仕事に楽も苦労もないでしょう。
でもこの商売は、気を配るべき点、考えるべき点が多すぎて心身ともに常時疲弊します。
現場スタッフが無気力に見えたり、横柄に見えたりするのも、実はやる気がない訳ではなく、
拭いさることのできない倦怠感、焦燥感からくるケースも少なからずあるのです。
…弁明してますね完全に。

知ってる限りの「金券屋接客パターン」を紹介します。

・無気力型
1番多いパターンではないでしょうか。何を言っても反応は最小限。
挨拶も素っ気ない。でも商品知識が膨大にあったり、アイテム数や価格設定に
絶対の自信を持っている職人気質の方もこのタイプに多いです。
また「お客様本位」を突き詰め過ぎて、対人恐怖症気味になる方もいらっしゃいます。
…お客様のご要望は、際限がないですから。

・勢い型
男性スタッフの多い店舗で見受けられます。声を常に出し、挨拶もお寿司屋さんのよう。
ハキハキした応対が特徴です。
本来金券ショップは女性スタッフの多い職場。
それがたまたまシフト上の都合で男性ばかりになったりするとテンションが上がって
勢い型に「陥る」場合もあります。

・笑わせ型
とにかくお客様に受けたい。商売二の次で接客に「笑い」を混ぜる方がいらっしゃいます。
関西ならでは? まあ金券業のオーナー様達は話術に長けた方が多いですから
そんな芸当も可能かも。

・紳士淑女型
金券屋では激レアなタイプです。「そんな店見たことねーぞ」と思われるかも知れませんが、
一流のプロを目指してみんながんばっておられます。確かにいらっしゃいますよ。
近い将来、金券業者がみんな、心地良い応対ができるようになればいいのですが。

皆様もご自身の肌に合う、金券屋をチョイスして下さいませ。

by kinkenya-kobutu | 2006-03-21 09:55 | 古物商としての葛藤 | Comments(0)