あの小さな窓から現金が…みたいな
ウラ向きですが、何だか分かりますか?
切手の束、それも未開封です。これは1000円切手×20枚シート×100枚。
つまりこれで額面200万円分になります。
なんだか単位だけ聞くと、昔の高額ハイカを思い出しますね。
こんなもん、民間人の誰が持ってるのよ? みたいな気持ちになりますが、
これは「持ってる」ではなくて「作って頂く」のが正しい入手方法です。
年賀状が大量に余った、記念切手がダンボールに山積みある、等のお話を受けると
まず上記のカタチにして頂く事をお薦めします。
1枚の切手はがきにつき5円の手数料が掛かりますが、
高額切手の方が買取価格がかなり高いので、そのようにご説明します。
(お持込みが小額切手のみの場合は手数料負けするのでそのままお買い取りします)
ただ、最近は上記のようなカタチにまずなりませんね。
お客様のお持込み額も大分少なくなりました。
このブログをご覧の皆様には書くまでもないことですけど、
金券屋が大量の切手をお買い取りする場合、
なぜ1000円切手に交換してもらいたいと思うかご存知でしょうか。
答えは、「販売時にいかようにもなるから」です。
よく売れる50円、80円にしておいてもいいのですが、
仮にお客様がイレギュラーで、
「270円切手を2000枚頂戴」
とか言われたらどうするか。
仮に在庫過多の50円切手を再度切手交換して270円切手に変更したとすると
10800枚×5円で手数料は54,000円。
片や1000円切手を持っていた場合は540枚×5円=2700円で済んじゃいます。
上記のケースでは「特別なご注文」に当たるので通常店頭売価で販売しますし、
2700円くらいの出費(しかも切手払い)であれば甘受できるワケです。
そして、本題はここからでございまして。
業者間取引でも「1000円×2000枚」の束はポンポン売り買いがございます。
それこそ何かあるたびに「じゃあついでに1束送っておくよ」みたいな感覚で。
まるでパチンコ屋さんの「文鎮(分からない方は読み飛ばして下さい)」状態。
これは郵送料を安くする、売る側、買う側がチェックする手間を軽減する、という
メリットにより行われている「慣例」なのですが、あとひとつ、「買う側」にとって
1000円切手でないといけない理由があります。
それが何かお分かりになるでしょうか?
どの額面を欲しがっているか相手さんにバレると、困ることがあるからです。
「流し先」を特定されたり、特定の額面切手相場が高騰したりするのはちょっとNG…。
弊社? うちは今1000円切手オンリーですわ。
昔は○○円額面が高かったんだけど、相場上がっちゃったしお客様も鋭くなられましたし…。
by kinkenya-kobutu | 2010-01-26 09:15 | 商品の説明 | Comments(11)
まさか郵便局の「内規」が突然変わったとか?
「はがき」を「交換手数料」に回すことはできませんが、「切手」はできたはずです。
もう弊社で何回もやっているのですが…。
* 不確定な情報となりましたので、本文を一部変更します。
この場合、山本様が郵便局様で受けたご説明が全てになりますので、
本当に突然ルール変更があったのかも知れません。大変申し訳ございませんでした。
郵便局にも知識のレベルがいろいろな方がいらっしゃいますので、適当に答える人もいるんじゃないですかね・・・。
(ただし上記も個人の経験のみをもとにした不確定情報です)
いやいやいや、これは心強い情報。誠にありがとうございます。
ただこれも同業者様のお考え次第では「伏せた方が…」という意見も出るので、
出来るだけ障らない案件にしておきます。
非公開コメント、または個人アドレスの相談の場合はしっかり回答します。